“現地”の10倍!松井秀“番記者”にエンゼルス仰天!

[ 2010年2月23日 15:53 ]

エンゼルスの松井秀を取材する日本の報道陣ら

 現地の担当記者は4、5人。対して、日本の報道陣が約50人もいた。松井秀喜外野手が今季プレーするエンゼルスのキャンプ地の光景だ。

 ヤンキース時代も日本の報道関係者は多かったが、現地の担当者も30人はいた。今回は日米で大きく違う。キャンプインを控えた22日、ティム・ミード広報部長は日本メディアだけを集めて「今回はわれわれ球団にとっても初体験。コミュニケーションをすることが大事」とあいさつした。戸惑いながらも、日本の報道関係者向けに記者室を用意しようとするなど配慮をしている。
 過去にない状況に、地元紙も反応している。20日のロサンゼルス・タイムズ紙では、松井秀を扱った記事でその話題にも触れた。「今シーズン、15~20人の日本メディアがエンゼルスについていく。昨季、遠征に行く記者はたった3人だった」
 オレンジカウンティ・レジスター紙の記者は、ブログで幾重にもなった記者の輪の中にいる松井秀の写真を掲載。「すべての選手はメディアの要求があまりに多いと思っている。松井はそれにうまく対応している」と人柄を褒めていた。
 松井秀をめぐる過熱ぶりにも、ミード広報部長は「エンゼルスのことを理解してもらうのも、われわれにとって大事」と歓迎する。新加入の背番号55に、日本とエンゼルスをつなぐ役割を期待していた。
(共同)

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2010年2月23日のニュース