カウントコール米式に!国際基準に変更

[ 2010年1月26日 06:00 ]

 プロ野球の審判部会議が25日、都内のホテルで開かれ、今季からカウントのコールを従来のストライク、ボールの順番を逆にしてボールカウントを先にコールすることを決めた。審判員が派遣される今春キャンプから実施する予定で、紅白戦やオープン戦を通じ公式戦開幕までに徹底を図る。

 カウントのコールは大リーグのほか、国際大会でもボールカウントを先にするのが基準。2ストライク、1ボールは「1―2」だが、日本のプロ野球では「2―1」となっている。日本高野連は97年に国際基準に合わせることを決定し、同年センバツから実施。井野修審判部長(55)は「国際大会が増えてきてる現状から国際基準に準じようということ。アマ側(高野連)でも実施していますから」と説明した。

 現在、上からストライク、ボール、アウトの順に表示される球場スコアボードの整備については今後の課題となるが、オープン戦からの導入へ向けて審判員はキャンプのブルペン練習からボールカウント先行でコールすることを確認。加藤良三コミッショナー(68)も「国際的に違和感なくやれる体制を築くことが大切」と奨励していた。

 ▼日本アマチュア野球規則委員会麻生紘二委員長 もしプロがボール先行のコールに変更するのなら、アマチュアとしても変えやすくなる。2月のアマ規則委で私の方から再提案したい。

 ▼日本テレビ岡田謙吾野球中継担当プロデューサー これまで(画面表示は)SBOという順番だったので、これから検討して開幕までにどう対応するかを決めたい。

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2010年1月26日のニュース