雄星「ワクワク」“女房役”細川と初コンビ

[ 2010年1月26日 06:00 ]

練習の合間に言葉を交わす雄星(右)と細川

 西武のドラフト1位左腕・雄星投手(18=花巻東)が25日、埼玉・所沢市の西武第2球場でブルペン入りし、プロ9年目の捕手・細川と初めてコンビを組んで34球の投球練習を行った。

 新人合同自主トレで7度目のブルペンは、いつもと違う光景だった。雄星の視線の先で、細川がミットを構えていた。「お願いします!」とあいさつすると、立ち投げで直球を投げ込んだ。「(捕手が)現役選手なのは初めてだったのでワクワクしながらでした。きょうは肩、ひじが張っていたので3、4割。でも、体が大きいしキャッチングもうまいので安心して投げることができました」と振り返った。

 一方の細川は「疲れているんだなと思ったよ。バランスだけ考えて投げていたね。同じ東北出身なので親近感が沸く」。自身は青森出身、雄星は岩手出身とあって、“みちのくバッテリー”の呼吸はぴったりだ。また、雄星がキャンプ中の実戦には直球主体で臨みたいとしていることには「自分の課題や目標を持ちながらやるのはいいこと。どんどん試していけばいい」と評し、キャンプ中には食事をともにする考えも示した。

 その中、花巻東時代にはマウンド上で派手なガッツポーズを繰り出していた雄星は、プロでも気迫を前面に押し出すことを宣言。「試合の雰囲気を変えられるのが投手。球場の雰囲気が悪いなと感じたらガッツポーズをしたりとかします」とルーキーでも臆することはない。26日に捕手を座らせて本格投球を披露する。

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2010年1月26日のニュース