ロッキーズ逆転も一瞬…フィリーズが優勝決定シリーズへ

[ 2009年10月13日 09:26 ]

リーグ優勝決定シリーズ進出を決め、喜ぶフィリーズナイン

フィリーズ、執念の逆転勝ち

 米大リーグ、プレーオフの地区シリーズ(5回戦制)は12日、ナ・リーグのロッキーズ(ワイルドカード=最高勝率2位球団)―フィリーズ(東地区1位)第4戦がデンバーで行われ、昨季のワールドシリーズ王者フィリーズが5―4で逆転勝ちし、3勝1敗でリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。
 フィリーズは1回にビクトリノのソロ本塁打で1点を先制。6回にお互いに1点ずつ取り、2―1とフィリーズがリードして迎えた8回、ロッキーズは2死一、二塁から代打ジアンビの左前適時打で同点。さらにトレアルバの中越え二塁打で2点を勝ち越した。
 ところが、フィリーズは9回2死一、二塁からハワードの右翼線への2点適時二塁打で同点、さらにワースが中前適時打で続き、再逆転した。
 フィリーズは15日(日本時間16日)から始まるナ・リーグ優勝決定シリーズでドジャース(西地区1位)と対戦する。

 ▼フィリーズ・マニエル監督の話 自分の野球人生の中でも最高のベースボールだった。常に拮抗した戦いで、最高のシリーズだった。われわれは大舞台で経験を積み、いろいろな意味で成長している。自分たちがすべきことをしっかりやり遂げるチームになった。

 ▼ロッキーズ・トレーシー監督の話 シーズン最後の試合に勝てないのは常につらいものだ。このつらさを乗り越え、また前に進むしかない。長年の野球人生の中で、このチームは最も素晴らしかった。誰一人として自分勝手な選手はいなかった。若い選手が次々に登場し、将来が楽しみだ。(共同)

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2009年10月13日のニュース