エンゼルス 読みきって“天敵”に3連勝!

[ 2009年10月13日 06:00 ]

レッドソックスに3連勝でア・リーグ優勝シリーズ進出を決め、喜ぶエンゼルスナイン

 【エンゼルス7-6レッドソックス】過去の地区シリーズ3度で1勝9敗の“天敵”レッドソックスに3連勝。9回2死からの逆転劇は、選手の状況分析とつなぐ意識が結集したものだった。

 2死、カウント2―0から9番アイバーが中前打すると、このシリーズで無安打6三振のフィギンズが四球を選んだ。この間、パペルボンの投球を見ていた昨季までヤンキース在籍のアブレイユは明確に攻略法を描いていた。「外の速球が多い。この球場は流し打てばいい」。左翼には高さ約11・3メートルの「グリーンモンスター」がある。外角高めの球をフェンス直撃の二塁打は狙い打ちだった。ハンター敬遠の満塁機では、ゲレロが初球を中前へ逆転2点打。「ストライクがきたら振る。これだけに集中した」。満塁でカウントは悪くできない。相手心理を読みきった一打だった。

 ソーシア監督は「相手の強みは救援陣だと思っていた。今後の勢いにつながる1勝」と胸を張った。先発投手だけでなく、救援陣の対策にも多くの時間を割いてきた。ポストシーズン球団初のスイープ。スキのない野球はヤンキースにとって脅威となる。

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2009年10月13日のニュース