“負の材料”はね返し…フィリーズが2年前の雪辱

[ 2009年10月13日 13:00 ]

ロッキーズ逆転も一瞬…フィリーズが優勝決定シリーズへ

フィリーズ、執念の逆転勝ち

 【フィリーズ5―4ロッキーズ】昨年のワールドシリーズ覇者フィリーズが、9回に2点差をひっくり返し、リーグ優勝決定シリーズに駒を進めた。
 1点リードで終盤を迎えながら、8回に3点を失い逆転された。しかも舞台は敵地。これだけそろった“負の材料”を、フィリーズはものともしなかった。9回1死からロリンズが内野安打で出塁し、四球が絡み2死一、二塁。ここから主砲ハワードの右越え2点二塁打で同点とし、さらにワースの中前打で一気に勝ち越しに成功。2投手の継投でその裏のピンチをしのいで逃げ切った。
 「われわれはまったく動じない。27アウトで試合が終わるまで誰もあきらめたりしない」。ハワードは胸を張った。2年前に地区シリーズで1勝もできず敗れた相手に見事に雪辱。「昨年の経験が選手たちの助けになっていると思う」。マニエル監督は選手の成長ぶりに目を細めた。

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2009年10月13日のニュース