ボビー帰国…最後までフロント批判

[ 2009年10月13日 06:00 ]

多くのファンが見送りに来た成田空港から米国に帰国したロッテのバレンタイン前監督

 ロッテのボビー・バレンタイン前監督(59)が12日、成田空港発の航空機で米国に帰国した。見送りに集結した約150人のファンとの別れの際に涙を浮かべた前監督。2度にわたってロッテで指揮を執った日々を「人生で最高の7年間だった。チャンスをくれたロッテの皆さんに感謝している」と振り返った。

 その一方で、対立があった球団フロントには“恨み節”を披露。「日本の野球は世界のトップレベルに達している。後はこれまで以上の良い人たちで運営されればいい」と皮肉交じりに語った。2年連続でCS出場を逃して5位に終わった今季を「良い思い出として振り返ることができない」とした。

 自らと同様にシーズン前から退任が既定路線だった楽天・野村監督が11日に退団を告げられたことには「個人的にCS進出を喜んでいます。楽天はシーズン終盤まで(正式に)解任を発表しなかった。それでシーズンの妨げにはならなかったと思う」と昨年末に退任を通告した球団フロントとの対立の根深さをうかがわせた。

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2009年10月13日のニュース