ハム“ポスト金子誠”獲り!“ダル2世”も

[ 2009年10月13日 06:00 ]

日本ハムがドラフト1位候補に挙げている明豊の今宮健太内野手

 日本ハムはドラフト1位候補に明豊(大分)の今宮健太内野手(18)を検討していることが12日、分かった。現在、花巻東の左腕・菊池雄星投手(18)が1位指名の最有力候補だが、菊池がメジャー挑戦を決めた場合や抽選で外すケースも想定して、今宮の指名検討を始めた。

 今夏の甲子園でも活躍した今宮は1メートル71と小柄ながら、広角に打ち分けられる打撃とリストの柔らかさが武器で、高校通算62本塁打。投手としても154キロをマークするなど強肩も魅力で、複数球団が上位候補に挙げている逸材だ。

 球団は日米親善高校野球(米国)にも大渕スカウトディレクターを派遣して密着マーク。「米国の本格派投手の球を中堅へ打ち返していた。あの打撃力は今年のドラフト候補の中では群を抜いている」と評価している。今季リーグV奪回の原動力となった正遊撃手の金子誠は11月で34歳。4年目・陽仲寿が外野に転向したチーム事情もあり、遊撃手は補強ポイントとなっている。

 17日に花巻東を訪問する山田GMは「もし万が一(菊池がメジャー挑戦)となればそういうことも考えなければいけない」と話した。また、早大の右腕・楠田祐介投手(22)もリストアップ。1メートル91の長身で岡山理大付でも“ダルビッシュ2世”としてドラフト候補に挙がった。大学ではリーグ戦通算10試合で未勝利も球団関係者は「とにかく背が高いことが魅力」と評価。06年には同じ早大からリーグ戦未勝利の左腕・山本を獲得しており、将来性を買っての指名を検討中だ。

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2009年10月13日のニュース