川島 毎回14K完封!作新 連覇に王手

[ 2009年8月30日 06:00 ]

 第54回全国高校軟式野球選手権第5日は29日、明石公園球場で準決勝を行い、2年連続8度目の優勝を目指す作新学院(北関東・栃木)と初出場の名城大付(東海・愛知)が勝って、30日の決勝へ進んだ。

 【作新学院1―0大津】作新学院が、連覇まであと1勝にこぎつけた。切れのあるスライダーで毎回の14三振を奪った川島は「走者がいないときはリラックスして(三振を)狙っていった」と満足そうだった。昨年決勝は先発で登板したが、途中で降板。引き分け再試合では登板機会がなかった。エースは「今年は1人で投げ抜くつもり」と力強かった。

 <名城大付 完全男・小林「軟式も愛知で優勝したい」>【名城大付4―2東山】名城大付は、初出場ながら快進撃を続け、日本一まであと1勝と迫った。エースの小林は「正直ここまでこられるとは思わなかった」と喜びをかみしめた。1回戦で大会史上初の完全試合を達成。準々決勝、準決勝と完投し、疲れはあるという。右脇の下には痛みもあるが「気合で投げ抜く。硬式も軟式も愛知で優勝したい」と力を込めた。

 <東山 森本「指先に感覚が…」>4日連投となったエース森本に力強さはなかった。2回に3失点。8回にも1点を失った。「指先に感覚がなかった。コントロールも悪く、チームに迷惑をかけた」と言葉に力がなかった。1回戦は完封。準々決勝は2日間で24回を投げて得点を許さなかった。4日間で合計42回の戦いを終えたエースは「悔しさはあるが、やり切ったという充実感もある」と笑みも見せた。

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2009年8月30日のニュース