“インフル隔離組”連日の活躍!ハムM27

[ 2009年8月30日 06:00 ]

<日・ソ>お立ち台でポーズをとる菊地和正(左)とスレッジ(右)

 【日本ハム5-3ソフトバンク】日本ハム・スレッジの打球は、前進守備だったソフトバンクの中堅・長谷川をあざ笑うように越えていった。同点の7回2死二塁。目の前で高橋が敬遠で歩かされて助っ人は静かに燃えた。

 「それが作戦なのは理解できる。でも、なんとしても打ちたかった」

 意地の決勝2点二塁打で“返り討ち”にして胸を張った。4回には先制ソロ。チームはソフトバンク先発のホールトンに今季4戦4敗、12球団トップのチーム打率・285を誇る打線もここまで打率・233と封じ込められていただけに、決勝打以上に価値があった。天敵に119球を投げさせて6回で降板させた内容に梨田監督も「ホールトンに土(黒星)はつけられなかったが攻略したと思っている」と満足げだ。

 28日の宮西に続いて、この日は菊地が勝利投手。スレッジと糸井は27日に続くアベック弾とインフルエンザと発熱で札幌市内の合宿所で隔離された選手の活躍が目立つ。「試合が終わった後に(隔離組の活躍に)気づいた。自分は“留置所”に入ったことはないが、随分と心地よかったよ。食事もおいしかったしね」とスレッジ。6連敗後の4連勝で優勝マジック27。助っ人のアメリカンジョークもさえていた。

 ≪ダル 練習再開もブルペン入りまだ≫右肩の内出血で出場選手登録を外れている日本ハムのダルビッシュが、千葉・鎌ケ谷で練習を再開。ランニング、2~3割の力でのキャッチボールなど約1時間半の練習をこなした。球宴で右肩に打球を受けてできた内出血が引かない状態が依然続いており、石原ファームチーフトレーナーは「見た感じは(ブルペン入りは)まだまだ」。今後の調整スケジュールについては30日に話し合われる。

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2009年8月30日のニュース