斎藤「ようやく一員に…」移籍後初セーブ

[ 2009年4月21日 06:00 ]

<レッドソックス・オリオールズ>9回から登板したレッドソックス・斎藤隆は2死二塁、オリオールズ・ゾーンを空振り三振に抑え、移籍後初セーブを挙げる

 【レッドソックス2-1オリオールズ】レッドソックスの斎藤が移籍後、初セーブを挙げた。連投していた守護神パペルボンの代役として、2点リードの9回から登板。2安打1失点とすんなりとはいかなかったが、最後はこん身のガッツポーズを披露して「ようやくレッドソックスの一員になれた」とうれしそうに話した。

 連打で無死一、三塁となりスイッチが入った。「ようやく開き直るというか、今までクローザーでやってきたことを思い出しました」。スライダーは決まらず直球もはじき返される中、カーブに活路を見いだした。ウィギントン、スコットを大きな軌道の球で打ち取ると、ゾーンはカーブでカウントを整え「カーブとスライダーの間ぐらい」という80マイル(約129キロ)の球で空振り三振。右ひじの故障から復活を懸けるシーズン。オープン戦から磨いてきた緩急が生きた。フランコナ監督も“代魔神”誕生に「このためにサミー(斎藤)を獲ったんだ」と笑った。

 上原について「真っすぐでどんどん押しながら、フォークボールを出し入れできる」と語った斎藤。新天地で多くの日本人と対戦することは、ベテラン右腕にも大きな刺激になっている。

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2009年4月21日のニュース