最下位脱出へ…村田 登録、即4番で先発復帰

[ 2009年4月21日 06:00 ]

 WBCで右太腿裏を肉離れした横浜の村田修一内野手(28)が、21日の広島戦(横浜)から1軍に合流。即登録され「4番・三塁」で先発復帰する。

 大矢監督に迷いはなかった。この日は午前中に投手陣のみの練習。報道陣から村田の名前が出ると「トレーナーと話してだけど登録できると思う。大きな柱が1本帰ってくるね。(対戦が)一回りしたところで、フルメンバーでできる。打線もみんな落ち着く」と声のトーンが上がる。続けて「打順?他にどこがあるんだよ」と4番起用を明言。当初、復帰は5月上旬とみられていたが、最下位にあえぐチーム事情もあって早期復帰に踏み切った。

 村田は、15日のイースタン・ロッテ戦(千葉マリン)で実戦復帰し、最初のスイングで本塁打。19日の同・楽天戦(山形)に「4番・三塁」で出場、故障後初めて守備にも就いた。実戦復帰後、3試合で7打数2安打1本塁打で「感覚のズレはなかった。打撃は100%」と話した。21日の先発予定の寺原も「村田さんがいると相手投手が嫌がる。心強いしチームにはプラス」。頼れる選手会長の復帰は、チームに与える影響も計り知れない。4番の戦列復帰で、大矢ベイスターズが最下位からの脱出を狙う。

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2009年4月21日のニュース