亜大・東浜 初登板で5安打完封!

[ 2009年4月21日 18:47 ]

 東都大学野球春季リーグ第3週第1日は21日、神宮球場で1回戦2試合を行い、5連覇を目指す東洋大が4―0で立正大を退け、先勝した。亜大は延長戦の末に1―0で中大に競り勝った。東洋大は3回途中から先発の乾を救援した鹿沼が好投。亜大は、昨春の選抜高校大会で沖縄・沖縄尚学高を優勝に導いた右腕、東浜が初登板を5安打完封で飾った。東都連盟によると、1年生投手の初登板完封は1975年春の松沼雅之(東洋大)以来、34年ぶり。

 昨春の選抜高校大会の優勝投手、東浜がデビュー戦を完封勝利で飾った。10回を5安打1四球8三振の130球で投げ切った。

 1回、3番打者から150キロの速球で三振を奪うなど、上々の滑り出し。3回の無死満塁では「1点は仕方ない」と開き直り、併殺などで無失点に切り抜けた。

 1―0の延長10回には2死二、三塁と逆転サヨナラのピンチを迎え、生田監督がひと息入れさせるためにマウンドに向かった。東浜によると「腹が減っていたので、勝ったら焼き肉をごちそうになる約束をした」という。試合を託した指揮官の期待に応え、次打者を投直に仕留めて記念すべき1勝目をマークした。

 この日の先発を16日に言われたという右腕は「緊張感はなく、早く投げたかったので楽しいマウンドでした」と落ち着いた口調で振り返った。生田監督は「技術、精神力ともすばらしい。完全に脱帽です」と頼もしそうに見つめていた。

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2009年4月21日のニュース