中日「どこかでパンクするのでは」の危惧的中し苦戦

　開幕４連勝も１６日から４連敗し、借金２でセ・リーグ４位の中日。守り勝つ野球を志向していただけに扇の要、谷繁の離脱が痛かった。７日に右ふくらはぎを痛め、登録を外れると８日からチームは２勝８敗と失速。ベテランの調整が総じて遅れていた開幕前、関係者が「無理に開幕に合わせると、どこかでパンクするのでは」と危惧していたことが現実になり、層の薄さがあらわになった。

　代役の小田、小山らはリード、捕球技術とも不安定。小山は「谷繁さんは確かにすごい捕手だが、いなくなったから勝てないと言われるのは悔しい」と話すものの、正捕手の復帰までは我慢の戦いを強いられそうだ。