大田 メディアトレで“目力”高評価

[ 2009年2月6日 06:00 ]

袴姿で書道した大田泰示は「夢」と書く

 巨人のドラフト1位ルーキー・大田泰示内野手(18)がキャンプ初休日となった5日、宮崎市内の宿舎ホテルで球団初の試みとなるメディアトレーニングを受け、“目力”に高評価を得た。

 講師に元日本テレビアナウンサーで日テレ学院学院長の石川牧子さん(59)を招き、入団2年目までの選手が参加。「インタビュアーとカメラの両方を見て、視聴者不在にならないように」との指導を受け、大田が模擬ヒーローインタビューに臨んだ。すると、石川さんは「眼光の鋭さを感じた。勝負師の目。あれで見つめられたら参っちゃうよね」とメロメロ。「V9時代の往年の選手はああいう目をしていた」とキャリア約40年で数々の著名人と接してきたインタビューのプロが合格点を与えた。

 それでも敬語と謙譲語のテストでは苦戦。これまで「原監督がおっしゃった…」と話していたが、石川さんから「監督といえども身内の人なので、尊敬語は使わないで」と指摘を受ける場面も。「しっかりした言葉でファンに思いを伝えたい」と大田。これもスターへの第一歩。目標の開幕1軍を果たし、東京ドームのお立ち台で成果を披露する。

 ≪大田 はかま姿で書道に挑戦≫大田は午前中は書道に挑戦。キャンプ地の宮崎県総合運動公園内の武道館に「初めて着た」というはかま姿で登場。縦2・9メートル、横1・8メートルの巨大半紙の前に立つと、大きな筆を使って豪快に「夢」と書き記した。「練習の方がうまくいった」とおどけたが「子供たちに夢を与えられる存在になりたい。今の夢は開幕1軍です」と話した。

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2009年2月6日のニュース