【日めくりプロ野球】大物助っ人あんな結末になるとは…

[ 2009年2月6日 07:19 ]

【74年2月6日】ため息誘う巨弾!メジャー打撃王、ハワード 

 「こりゃ、何本打つか分からん。ハワードじゃなくて、パワードだな」。球界を揺るがせた69年末の「黒い霧事件」以来、景気のいい話題の少ない太平洋(現西武)だが、この日の稲尾和久監督は身長2メートル、体重113キロの巨漢新外国人のバッティングを見て笑いが止まらなかった。

 大リーグ通算382本塁打、ワシントン・セネタース(現テキサス・レンジャーズ)時代には本塁打王2回、打点王1回のフランク・ハワード外野手がキャンプ地長崎・島原でベールを脱いだ。中堅中心に左右に打ち分け、快打を連発。長さ約93センチ、重さはなんと約1050グラムという長くて重いバットから弾き出される打球は、軽々とスタンドイン、時には場外へと運んだ。

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2009年2月6日のニュース