巨人・清武代表 長野“指名確約”あいさつ

[ 2009年2月6日 06:00 ]

笠幡球場を訪れ、Honda・安藤監督(左)にあいさつする巨人・清武英利代表

 今秋ドラフトでホンダ・長野(ちょうの)久義外野手(24)の1位指名を固めた巨人の清武英利球団代表(58)が5日、川越市の同野球部練習場を訪れて安藤監督に“指名確約”のあいさつを行った。

 山下スカウト部長と訪れた清武代表は、バックネット裏個室で指揮官と40分間の会談を終えると「長野君は1位指名に足りる人材と申し上げた。巨人軍としては1位指名する方針。退くことはない」と話した。早々の1位指名決定の裏には、巨人入りを熱望して2度も入団拒否した長野に対する「ケガのプレッシャーを背負って今季を戦う彼のリスクの幾分かを巨人が担いたい」という清武代表の誠意があった。

 一方の長野は関係者を通じて「忙しい中、足を運んでいただき感謝します」とコメント。会談中には今季初の屋外打撃で31スイング中2発のサク越えを披露した。初志貫徹の長野に対して、球団トップの訪問という形で応えた巨人。社会人屈指のスラッガーを温かく見守り収穫の秋を待つ。

 ≪早くもお披露目?長野 巨人2軍と練習試合も≫会談を終えたホンダの安藤監督は「一番うれしいのは長野自身でしょう」と笑顔を見せた。6月7日にジャイアンツ球場で巨人2軍と練習試合を予定していることも明かし、長野にとっては成長をアピールする絶好の機会となる。指揮官は長野と三菱ふそうから移籍の西郷を3、4番で起用する方針で「3番で大いにアピールしてもらいたい」と期待を寄せた。

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2009年2月6日のニュース