WBCコーチ気にせず ダル余裕の新球披露

[ 2009年2月6日 20:35 ]

ダルビッシュ(手前)の練習を見詰める(左から)WBC日本代表の伊東総合コーチ、山田投手コーチ。右は日本ハム・梨田監督

 WBC日本代表コーチ陣の熱視線すら、気にならなかった。全球種を確認するように、120球。いつものように涼しい顔で投げ込んだ日本ハムのダルビッシュは「(周囲は)意識せず、自分の調整に専念した」と振り返った。

 変化球を多めに投げた。持ち球である速いフォークボールに加え、自主トレで1月28日に沖縄入りしてからは国際舞台を見据え、落差の大きなフォークも試してきた。「これからは球数を少なくして、もっと良い内容にしたい」と、その向上心はとどまるところを知らない。
 ダルビッシュを見守った日本代表の山田投手コーチは「理想的なフォーム。あれなら打たれない。日本のエースと言われるだけあるね」。そう絶賛した後で「どのように使うか、彼や松坂(レッドソックス)については悩むところだ」。エース級の活躍を期待する声に応えるべく、WBC本番まで、背番号11の進化は続く。

続きを表示

2009年2月6日のニュース