「打撃の職人」山内一弘氏が死去

[ 2009年2月5日 17:33 ]

死去した山内一弘さん

 プロ野球の往年の強打者で中日、ロッテの監督を務めた山内一弘氏が2日午後7時26分、肝不全のため、東京都内の病院で死去していたことが分かった。76歳だった。愛知県出身。葬儀・告別式は近親者で済ませた。

 愛知・起工高から社会人を経て52年に毎日(現ロッテ)に入団し「ミサイル打線」の中軸を打った。60年には本塁打王、打点王の2冠に輝き、最高殊勲選手(現最優秀選手=MVP)に選ばれた。その後、小山正明氏との「世紀のトレード」で阪神に移り、広島で現役を終えた。巧みなバットさばきから「打撃の職人」「シュート打ちの名人」などと呼ばれた。

 19年間の通算成績は打率2割9分5厘、396本塁打、1286打点。首位打者1度、本塁打王2度、打点王4度。引退後は巨人、阪神の打撃コーチをはじめ、ロッテと中日で監督を務めるなど指導者としても活躍。02年に野球殿堂入りした。

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2009年2月5日のニュース