【キャンプレポート】大田「ゼロにして考えている」

[ 2009年2月5日 07:29 ]

 巨人のドラフト1位ルーキー・大田泰示内野手(18=東海大相模)が4日、原辰徳監督(50)が見守る中、春季キャンプで初めて居残り特打を行い、指揮官直伝の新打撃フォームでサク越えを連発した。

 第1クール最終日。夕暮れの打撃ケージに立つ大田のフォームは、2日前とは違った。グリップエンドを下げ、脇を締めた新打法。最短距離でヘッドが回るコンパクトなスイングで、258スイングで24発のサク越え。この日は合計322スイングで28発を放ち「違和感はありません。ヘッドがうまく効く。いい感覚のままやっていきたい」と話した。
 前日には原監からエアテント内で、2時間の打撃指導を受けた。高校通算65発を放った打法を変えたが「ゼロにして考えている。フォームはこれまでも変えたことがある」とサラリ。マスコットバットだけでなく、指揮官の助言でフリー打撃での白木のバットも解禁。内角球をきれいにさばき、右腕の吉武打撃投手からは左翼に3連発も放った。
 「何球かは“この当たりはいい”というのがあった」と大田は早くも手応え十分。岡崎2軍監督も「無駄な動きを削った。すぐに変えられるのだから能力も吸収力も高いね」。将来の4番候補が、ゼロから本塁打量産態勢を築く。

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2009年2月5日のニュース