山本昌が初ブルペン 順調な調整に「気分いい」

[ 2009年2月5日 16:45 ]

 強い日差しに背中を押されるように、中日の山本昌投手が5日、初めてブルペンに入った。43歳のベテランは、かつてバッテリーを組んでいた中村武志捕手コーチを立たせて約15分間、マウンドの感触を確かめながら投げ込んだ。

 読谷の2軍キャンプで汗を流す左腕は「ブルペンは筋肉痛が取れてからと思っていた。きょうは暖かいしね。どこも不安なく、気分よく投げられました」。穏やかな笑顔に順調な調整ぶりがうかがえた。
 昨年はチームトップの11勝を挙げ、念願の200勝を史上最年長で達成。ただ大きな個人目標はクリアしたが、チームは3位に終わった。
 それだけに今季に懸ける意気込みは強い。「10月まで投げ抜かないといけない」と、日本一になった2007年は登板する機会すらなかったクライマックスシリーズと日本シリーズでの活躍を見据えている。26年目の左腕は「今から投げ込んでいかないと…」と表情を引き締めた。

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2009年2月5日のニュース