崖っぷち西武 帆足「勝つしかない」

[ 2008年11月7日 16:54 ]

 第5戦に敗れ、西武は一つも負けられなくなった。だが、西武には窮地に立つほど燃える男がいる。第6戦の先発が濃厚なのが帆足だ。渡辺監督は「うちで一番気持ちが強い」と絶賛する。

 西武は7日、全体練習は休みだったが、帆足は先発投手陣とともにランニングやキャッチボールなどで最終調整。「うちはとにかく勝つしかない。マウンドに上がる以上は強い気持ちで臨む」と意気込みを見せた。
 第2戦は粘りの投球で5回1失点と踏ん張ったがチームは敗れた。2004年からポストシーズンでは5試合に登板して白星はない。大事な短期決戦で本領を発揮できていない。
 第5戦で中島が左脇腹、細川が右肩に違和感を訴え、ともに第6戦以降の出場は難しそうだ。そんなピンチだからこそ「四球を減らして強い気持ちで攻める。いつも通りにゴロを打たせていきたい」と、帆足は今季の集大成を見せるつもりだ。
 渡辺監督は6日の試合後の緊急ミーティングでナインを力強い言葉で鼓舞した。「追い込まれた獅子の強さを見せてやれ。心を一つにして、第7戦まで行こう」。ナインがどう応えるか。

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2008年11月7日のニュース