イチロー Gグラブ賞に「めっさうれしいです」

[ 2008年11月7日 06:54 ]

8年連続ゴールドグラブ賞のマリナーズのイチロー外野手

 米大リーグの守備のベストナインに相当するア・リーグのゴールドグラブ賞が6日発表され、マリナーズのイチロー外野手が大リーグ1年目の2001年から8年連続で選出された。この賞は監督、コーチの投票で選出される。

 イチローは今季右翼と中堅で160試合守り、11補殺(送球などで走者をアウトにする)を記録。守備率9割8分7厘は8年間で最低で、5失策も8年間で最多だったが、広い守備範囲と強肩を生かした送球などが評価されたとみられる。
 外野手は3人とも昨年と同じ顔触れで、エンゼルスのハンター外野手は、イチローと同じ8年連続受賞。ムシーナ投手は5年ぶり7度目の受賞となった。
 受賞選手は次の通り。
 投手 マイク・ムシーナ(ヤンキース)▽捕手 ジョー・マウアー(ツインズ)▽一塁手 カルロス・ペーニャ(レイズ)▽二塁手 ダスティン・ペドロイア(レッドソックス)▽三塁手 エイドリアン・ベルトレ(マリナーズ)▽遊撃手 マイケル・ヤング(レンジャーズ)▽外野手 イチロー(マリナーズ)、トリー・ハンター(エンゼルス)、グレーディ・サイズモア(インディアンス)

 ≪イチロー、一言に凝縮≫イチローは8年連続ゴールドグラブ賞の喜びを「めっさ、うれしいです」の一言に込めた。
 「めっさ」は日本での活動の拠点となる神戸で使われる、強調する言い回し。普段からよく口にする表現だ。
 チームは低迷。個人成績も過去8年で低いレベルにあるが、今年も200安打、100得点、オールスター出場、30盗塁と並ぶ、最低限の“ノルマ”を果たした。そのうれしさは、多くを語るよりも、短い言葉のほうが今の気持ちを素直に伝えられると考えたようだ。(共同)

続きを表示

2008年11月7日のニュース