岩村「神宮のサードを守っていればどこでも守れる」

[ 2008年10月8日 10:15 ]

今季、三塁手から二塁手へ転向、守備でもチームを支えるレイズ・岩村=

 レイズはレギュラーシーズンでは失点がリーグ最少を争うほど少なく、接戦に強かった。守りでリズムをつくって勝つ。ポストシーズンも、その中心には岩村明憲内野手がいる。

 今季、岩村は守備位置が守り慣れた三塁から二塁へ。不安材料にも思えたが、開幕から6月下旬まで無失策を続け、その後も守備率はア・リーグでもトップクラス。同じ二塁手の松井稼(アストロズ)も「とても今季が初めてとは思えない。落ち着いているし、センスがある」と感心した。
 落ち着いていたのは、神宮球場で鍛えられたおかげ。ヤクルト時代の本拠地は人工芝が現在のものよりも硬く、飛ぶように強烈なゴロが転がってきた。「神宮のサードを守っていればどこでも守れる。あれより打球の速いところはない」と振り返る。
 そこで日本でのプロ1年目に「若いときに練習しないで、いつやるんだと思ってやっていた。今の100倍練習した」。
 地区シリーズ4試合で打率3割8分9厘、守っては3併殺を完成させ、無失策。レギュラーシーズンと同様、岩村は打つだけでなく守備でも快進撃を支えている。(共同)

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2008年10月8日のニュース