李スンヨプ元代理人逮捕 覚せい剤4キロ所持

[ 2008年10月8日 13:05 ]

金基柱容疑者

 千葉県警などは8日までに、成田空港から入国する際、覚せい剤約4キロ(末端価格2億4000万円相当)を所持していたとして、覚せい剤取締法違反などの疑いで韓国籍の会社役員金基柱容疑者(49)を逮捕した。

 金容疑者は「(プロ野球巨人軍の)李スンヨプ選手の元代理人」と身分を供述、李選手が韓国球界からロッテ入りする際、交渉役を務めたという。千葉地検は同日までに、覚せい剤取締法違反罪などで金容疑者を起訴した。
 千葉県警は大掛かりな密売ルートが背後にあるとみて追及している。
 県警などによると、金被告は9月15日、ソウル発の航空便で成田空港に到着。土産品のお茶の缶から中身を取り出し、覚せい剤を詰め込んで隠していたが、税関検査で見つかったという。
 金被告は1977年にスカウトされ、韓国人として初めて大相撲入り。88年に幕下で引退後、ソウル五輪を手始めに東京を拠点にして日韓のテレビ局コーディネーターの仕事に従事。
 5年ほど前から、北朝鮮脱出者を支援する日本の非政府組織(NGO)活動にかかわっていた。

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2008年10月8日のニュース