相星決戦!原監督「10・8は巨人の日になる」

[ 2008年10月8日 06:00 ]

練習でクルーンを見守る巨人・原監督

 さあ相星決戦だ!81勝56敗3分けで首位に並んでいる巨人と阪神は、きょう8日に東京ドームで今季最後の直接対決を迎える。逆転優勝を狙う巨人は7日、全体練習を行い、原辰徳監督(50)が必勝を宣言。雨で横浜戦(横浜)がノーゲームとなった阪神は救援陣が万全の状態で臨む。勝った方に優勝マジックが点灯する大一番。14年の時を経て10・8が再び伝説になる。

94年10月8日 球史に残る「10・8」IN ナゴヤ 動の長嶋、静の高木

 セ・リーグでは最大となる13ゲーム差の逆転Vを目指す巨人は川崎市のジャイアンツ球場で全体練習を行った。原監督は「特別な試合なのは分かっている。(勝てば)10・8は“ジャイアンツの日”になるでしょう」と必勝を宣言した。
 先発は前回9月27日の阪神戦(甲子園)で四死球を連発した内海。中10日の猶予でフォームを修正した左腕は「大事な試合?光栄です。仕事をしたい」と意気込んだ。同じく最近は四球を連発するなど不調に陥っている守護神クルーンもブルペンで異例の75球を投げて調整。手応えをつかんだのか「スランプは脱したと思っている」と笑顔を見せた。
 94年は中日とのV争いがもつれ、10月8日のシーズン最終戦を制し、優勝をもぎ取った。この試合には原監督も5番・三塁で先発出場。大一番の戦い方を熟知する指揮官は「普段通り力を出せばいい。選手にムチを入れるより、手綱を引くぐらいで戦う」と平常心を強調した。勢いは虎をはるかに上回っている。8日の入場券は、この日のうちに立ち見席を含めて完売。舞台は整った。

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2008年10月8日のニュース