福井 3安打9K!今大会完封一番乗り

[ 2008年9月1日 06:00 ]

<JFE東日本・伯和ビクトリーズ>試合終了後、捕手の藤岡(左)とグラブタッチして喜ぶJFE東日本・福井

 【都市対抗 JFE東日本3-0伯和ビクトリーズ】JFE東日本の左腕・福井が9回を3安打9奪三振で今大会完封一番乗り。練習試合も含め自身初の完投に「7回からバテてしまって。交代すると思って投げていたので自信になりました」と話した。横浜、国際武道大を経て07年に入社。昨冬に日本ハムで通算25勝を挙げた田中幸雄投手コーチの指導でリリースポイントを約10センチ下げるフォームに改造し、変化球の切れが増した。この日も139キロの直球とシンカー、スライダーで強気の投球が光った。中日・中田スカウト部長も「この内容なら評価に値する」と急成長の24歳を獲得候補に加えた。

 <伯和ビクトリーズ 1点が遠い…>1点が遠かった。左腕・福井の前に、伯和ビクトリーズ打線はわずか3安打。これで3度の出場は、すべてて初戦で零敗となった。東監督は「1点取りたかった。ゼロで抑えられたことが一番残念」と、ため息交じりに話した。ただ、チームは最年長の選手が28歳と若返りを図っている段階。指揮官は「立て直しの時期に、ここに来たのは大きい」と前を見据えた。

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2008年9月1日のニュース