佐々木監督 都市対抗初勝利に笑顔

[ 2008年9月1日 19:46 ]

 【都市対抗 セガサミー1-0七十七銀行】創部3年目、2度目の出場でセガサミーが初勝利を飾った。プロ野球のダイエー、西武などで活躍した42歳の佐々木監督は「最高にうれしい。苦しい試合をしのいで勝った意味は大きい」と勝利の重みをかみしめた。

 0―0の緊迫した投手戦。均衡を破ったのは7回だ。2死二塁から34歳、坂田の右への適時打で唯一の得点を奪った。「上津原がよく踏ん張って投げていたので、なんとか点をとってやりたかった」。シダックス時代、野村監督(現楽天監督)にたたき込まれたID野球が生きた。フルカウントから速球に絞って、コンパクトに振り抜き、殊勲打となった。

 昨秋、青島監督からバトンを引き継いだ佐々木監督は、現役時代に首位打者や盗塁王に輝いた。しかし、指揮官となり、選手時代とは違う喜びを感じたようだ。「予選から苦しい戦いが続き、きょうも本当につらかった。これで勢いに乗りたい」と試合後もずっと笑顔が絶えなかった。

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2008年9月1日のニュース