星野ジャパン帰国「本当に申し訳ない」

[ 2008年8月24日 19:34 ]

北京から帰国し、記者会見する野球五輪代表の星野監督(右から3人目)ら

 北京五輪でメダルを逃し、4位に終わった野球日本代表の星野仙一監督、選手が24日帰国した。成田空港ではファンら約300人が待ち受けたが、選手らは一様に硬い表情で空港を後にした。

 成田市内のホテルで記者会見した星野監督は「こういう結果となり、責任者として本当に申し訳ない」と厳しい表情。敗因に関しては「何を言っても言い訳になる」としながらも「初戦で打者がストライクゾーンに不信感を感じていた。体調や技術を含めてベストではなかった」と振り返った。

 宮本慎也主将(ヤクルト)は「(優勝の)韓国との差は(勝ちたいという)思いの差。僕らのふがいなさを後輩たちが感じ取って、世界に通用する日本の野球を見せてほしい」と唇をかんだ。

 星野監督は北京出発前に、来年3月に開催される第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の代表監督就任を、日本プロ野球組織(NPB)から要請されていることを明らかにした。ただ、五輪メダルを逃したショックは大きく「最終的にはおれが決めるが、今はそこまで考えていない」と態度を保留している。

 ▼星野仙一監督の話 ファンに申し訳ない。体調、技術を含めベストではなかったということは、監督であるわたしの責任。初戦で打者がストライクゾーンに不信感を感じていた。(負けたが)力の差はそんなにないと思っている。選手は必死にやってくれた。

 ▼宮本慎也主将の話 期待に応えられず、大変申し訳ないと思う。若い選手がたくさん行ったので、僕らのふがいなさを感じ取って、世界に通用する日本の野球を見せてほしい。

 ▼上原浩治投手の話 手ぶらで帰ってきて本当にすみません。ストライクゾーンが厳しかった。国際大会で勝つのが難しいということをみんな分かったと思う。この負けをどう生かしていくかが大事。

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2008年8月24日のニュース