日本ハム 2回一挙6点挙げ連敗止める

[ 2008年8月24日 16:48 ]

 【日9―3西】日本ハムが西武戦の連敗を5で止めた。2回は小谷野の先制ソロ、鶴岡の適時打など7安打で一挙6点。多田野は変化球を低めに集め、6回2失点で7勝目を挙げた。

 勝利への執念だった。6回無死一塁、日本ハムは5点のリードにもかかわらず、高口が送りバント。これが8点目につながった。「風もあったし、絶対のセーフティーリードはないと考えた。こつこつとうちらしく」と梨田監督。終盤の4回はいずれもバントで走者を進めた。
 チーム本塁打は日本ハムは57で、西武は160。2回に7安打で6点を先行しながら、一発逆転を防ぐため、手堅い野球を徹底。8―3の8回には万全を期し、武田久をマウンドへ送る念の入れようだった。
 梨田監督は「どうしても取らないといけない試合だった」と振り返った。負ければ勝率5割を切る試合。負け越しが決まっている苦手の西武戦の連敗を5で止めた。
 監督通算400勝のウイニングボールをプレゼントされた指揮官は「通過点」と意に介さなかった。目の前の1勝を求め、残り31試合を戦う。

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2008年8月24日のニュース