巨人に朗報!ラミ来季から日本人扱い

[ 2008年6月26日 06:00 ]

ノックを受けるラミレスは目測を誤り落球する、右は鈴木尚

 巨人のアレックス・ラミレス外野手(33)が来季から“日本人”になる。25日に都内で行われた日本プロ野球組織(NPB)と労組・日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)との話し合いでフリーエージェント(FA)権取得年数が国内移籍については8年に短縮されることが決まった。ラミレスは今オフにもFA権を取得、同時に来季から外国人枠に縛られない日本人選手扱いとなる。ジャイアンツ球場で1軍の全体練習に参加したラミレスは生涯巨人を誓った。

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 ラミちゃんが予定より1年早く“日本人”になる。この日、NPBと選手会の話し合いでFA権取得年数が国内移籍については8年に短縮されることが決定。来日8年目のラミレスは、順調にいけば8月19日にもFA権取得の条件を満たすことになった。

 来季から外国人枠に縛られずにプレーすることができるが、ラミレスはどこにも行くつもりはない。ジャイアンツ球場で練習を終えると静かに思いを打ち明けた。

 「2年契約の途中なので(FA権の行使は)考えていない。現時点で巨人は最高のコーチやスタッフがいるし、環境もいい。満足しているよ。外国人4人枠の問題があったとしても、一番いい環境だからね」

 移籍当初から「40歳まで現役を続けたい。できれば巨人で現役を終えたいね」と語っていた。“生涯巨人”の思いは今も変わらない。

 今季は全試合で先発出場し、セ・リーグトップタイの19本塁打をマークしている。通算打点は横浜に在籍したR・ローズに並ぶセ・リーグの外国人トップタイの808。チームをけん引する最強助っ人がFA権を取得すれば、西武の郭泰源、オリックスのローズ以来、3人目のFA権取得による外国人枠(出場選手登録4人以内)からの除外選手となる。

 チームにとってもメリットは大きい。今季は外国人枠の問題から李スンヨプが2軍調整を強いられるなど、余剰戦力を出す結果になってしまった。来季はラミレスを含め5人の外国人を1軍登録することが可能となり、今オフからのチーム編成の選択肢も広がる。

 リーグ再開戦となる27日の広島戦(広島)に向けては「最初の打席ではバントするかもね」とちゃめっ気たっぷりに話した。バットでパフォーマンスでファンを魅了し続けるラミレスは、巨人の顔であり続ける。

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2008年6月26日のニュース