黒田が故障後初のブルペン 来週復帰へ

[ 2008年6月26日 11:21 ]

 右肩腱炎で故障者リスト入りしているドジャースの黒田が25日、ブルペンでの投球練習を再開した。ほぼすべての球種を確認しながら40球。制球はばらついたものの、右肩を気にする様子もなく、力強かった。

 回復は順調ながら、12日を最後に実戦から遠ざかっている不安がある。黒田は「ずっとローテーションで回っていた時の感覚でないのは確か」と正直に話した。
 トーリ監督は登板が可能になる28日の復帰を期待していたが、万全を期すため、27日にフリー打撃に登板させて来週前半に復帰させる方針。復帰は敵地でのアストロズ戦になりそう。監督から復帰計画を直接伝えられた黒田は「やはりブルペンで力いっぱいは難しい。打者相手に投げてみて分かるところもあると思う」と前向きにとらえた。
 トーリ監督の慎重な姿勢には、黒田の状態を把握できなかった反省がある。トレーナーから痛み止めの投薬などの治療を受けて投げていたことに「もっと報告書に敏感に反応すべきだった」と話していた。指揮官は「感覚を確認させたい。その方がわれわれも本人も安心する」と説明した。

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2008年6月26日のニュース