川上ビュンビュン!中日7―0快勝! (1/2ページ)

[ 2008年5月8日 21:37 ]

8回を5安打無失点で2勝目をマークした川上

 【中7―0広】中日が快勝で貯金を9とした。1回に和田、李炳圭の適時打で4点を先取。6回は李炳圭が5号2ランを放った。川上は制球がさえ、8回を5安打無失点、9奪三振で2勝目。広島は投打にいいところなく、引き分けを挟んで3連敗。

 ≪最近じゃ一番のデキ≫得意の大きなガッツポーズが出る場面がないくらい安定感があった。「最近では一番良かった気がする」。川上自身も納得する投球だった。
 武器のカットボールに加え、前半はフォークボールもさえた。中盤からはスローカーブを効果的に使い、7回までは二塁も踏ませなかった。三塁まで走者を進めた8回も、最後は天谷をカーブで空振り三振。2年ぶりの完封こそお預けとなったが、8回を5安打無四球で、9三振を奪った。
 軽度の故障で10日あまり戦列を離れたが、キャンプで腰痛を抱えていた昨季と違い、もともとは「今年うまくいかなかったら、何かあるんじゃないか」というくらい自信を持って臨んだシーズン。7回無失点で今季初勝利を飾った前回登板に続いて2連勝し「目先の1勝を大事にして、ぼくのピッチングができるよう次の試合も頑張りたい」と言葉が弾んだ。
 吉見、川井ら若手の活躍に加え、前日はベテラン山本昌が1年ぶりの白星を挙げ、エース川上も完全に軌道に乗った。起用法に困るくらいの、ぜいたくな先発陣が中日にそろった。

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2008年5月8日のニュース