黒田が勝てない…自己最短KO

[ 2008年5月8日 06:00 ]

<ドジャース・メッツ>2回表無死二、三塁、黒田はレイエスの打球に跳び付くも中前へ

【ドジャース5―4メッツ】ドジャース・黒田が勝てない。メッツ戦に先発も、メジャー自己最短となる3回1/3で8安打4失点KO。4月4日の初登板初勝利から6試合勝ち星に見放され「何が良くて何が悪いのか、分からないまま終わってしまった」とうなだれた。

 立ち上がりから制球が安定せず、2番チャーチにストライクを取りにいった甘い球を中越えへ運ばれた。2回は3連打で1失点後、無死一、二塁から投前バントを三塁へ悪送球。自らのミスで傷口を広げて失点を重ねた。3回には重盗で1点を失い「自分の中にこれという球がなくて苦しい投球だった。勝てていないので多少の焦りもある」と厳しい表情を見せた。
 降板後の5回に味方が逆転。3敗目を逃れて「それが本当に救い。勝てたことは僕にとって大きいし、気持ちも切り替えやすい」。トーリ監督も「制球は良くなかったが、序盤に大きなアウトを取らなければこの試合はなかった」と大量失点も覚悟した2回に投ゴロ併殺と三振で2失点で切り抜けた点は評価した。次回登板は11日のアストロズ戦。「もう一度原点に戻って自分のピッチングをできるようにしたい」と仕切り直しを誓った。(佐野聡子通信員)

 <6試合連続無失点!斎藤5S>ドジャース・斎藤は5―4の9回に2試合連続でマウンドへ。2死から連打を許したが、最後は8番カスティーヨを外角のスライダーで見逃し三振に仕留め、捕手マーティンと同時に派手なガッツポーズを見せた。これで6試合連続無失点で5セーブ目をマーク。「足(右ふくらはぎ)の状態も良くなってきているし、粘り強く投げられた。3連投?当然行きますよ」と声にも力が戻ってきた。

続きを表示

2008年5月8日のニュース