亜大 総合力で一歩抜け出した存在

[ 2008年4月5日 06:00 ]

 東都大学野球春季リーグは8日に神宮球場で開幕する。

 昨秋2位で3季ぶりの王座を狙う亜大が総合力で一歩抜け出した存在。例年のようにレベルが拮抗した“戦国東都”とは、違う展開となりそうだ。投手陣は右の鶴川、白倉、緑間、左では岩見と駒がそろった。打線も経験豊富な岩本、今村、中田ら破壊力のある打者が多く、切れ目がない。主力に故障者がなければ、独走の可能性は十分。

 リーグ3連覇を目指す東洋大は大黒柱だった大場(現ソフトバンク)が抜け、投手の台所事情が苦しい。上野ら実績の乏しい布陣を、プロ注目の捕手・大野がどれだけリードしていけるかが、大きなポイントだ。大野や松永らしぶとさが自慢の打線の頑張りも不可欠。

 駒大は海田や加茂の両左腕が、順調に成長を示せれば、優勝争いに顔を出してきてもおかしくない。打線では前原が鍵を握りそう。昨秋5位と低迷した青学大は、四球をきっかけに崩れることの多かった投手陣の整備次第。川角や垣ケ原が柱として期待に応えられるか。

 立正大は機動力をいかした全員野球で、上位進出をうかがいたい。3季ぶりに1部に復帰した日大は堅い守備で躍進を狙う。

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2008年4月5日のニュース