ダルビッシュ “難産”のパパ1勝目

[ 2008年4月4日 06:00 ]

<ソ・日>7回2失点で2勝目のダルビッシュ、ボールの判定に吠える

 【日本ハム6-2ソフトバンク】エースは最後を締めた守護神・マイケル中村らナインを笑顔で出迎えた。7回5安打2失点。“パパ1勝”をマークしたダルビッシュは「パパ1勝?そうですね。でも、どうでもいいこと。チームが勝つことが一番です」とはにかんだ。

 今季2勝目は“難産”だった。5回まで無安打投球も6回、先頭の井手に右前打を許してリズムが狂った。7回に4連打を浴びて今季初失点となる2失点。なお無死二、三塁のピンチは代打・本間を149キロ、田上を150キロで三振に仕留めるなどして踏ん張ったが、この回限りで降板した。
 開幕戦で完封。3月27日の西武戦(札幌ドーム)も涌井との投げ合いで9回無失点(勝敗つかず)。この試合、6回まで無失点で79年に平松(大洋)がマークした開幕投手の無失点記録(23回)を1回だけ更新したが「気を抜いたら打たれる。気持ちが入っていれば真ん中でも打たれないですから」と反省しきりだ。
 3月28日からの遠征は7日まで続く。チームメートの中には連日子供の写メールが届く選手もいるが「そんなに来ないですね。早く会いたい?そういう気持ちはありますけど…」と子育てはサエコ夫人(21)に任せて仕事に集中している。
 チームは再び最下位を脱出、4位に浮上した。「チームの勝利に、いかに貢献していくかが最大の関心事です」。ダルビッシュ家の大黒柱は、日本ハムの大黒柱として白星を生み続ける。

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2008年4月4日のニュース