村中強気の投球!プロ3年目で初勝利

[ 2008年4月4日 21:16 ]

荒木コーチ(右)に握手を求められるプロ初勝利を挙げたヤクルト・村中(左)

 【ヤ6-1中】ヤクルトは先発の村中が7回1失点でプロ初勝利を挙げた。打線はリグスのソロとガイエルの3ランで3回までに4得点。9回にも2点を加え、継投で反撃を断って3連勝とした。中日は和田の本塁打による1点に抑えられ、2連敗。

 ヤクルト期待の左腕、村中がプロ3年目で初勝利。昨季、日本一の中日打線を7回3安打1失点に抑え「打ってもらって、守ってもらって、思い切って投げられた」と、大切そうにウイニングボールを握り締めた。

 強気で投げた115球だ。「コースに投げ分けられた」という変化球のおかげで、伸びのある真っすぐも生きた。1―0の二回無死一、二塁の場面では中村紀、森野を空振り三振。七回は無死一塁から森野、谷繁、代打デラロサを3者連続三振に仕留めてみせた。
 ひ弱さばかりが目立った昨季とは打って変わり、今季はオープン戦で投げるごとに自信をつかんで開幕ローテーション入りした。今季初先発した3月29日の巨人戦は一回に3失点したが、この日は別人のようにピンチでも動じなかった。

 2006年、プロ初登板もナゴヤドームだった。思い出の地で記念すべき1勝。20歳の若き左腕にとって、忘れられない日となった。

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2008年4月4日のニュース