高橋尚またKO…巨人スミ1で惨敗

[ 2008年4月4日 21:36 ]

阿部の三振で試合終了。阪神に敗れ、暗い表情の原監督(右端)らベンチの巨人ナイン

 【巨1-6神】巨人が一夜で「打てず、守れず」のチームに戻ってしまった。

 前夜は3連続アーチという派手な逆転劇で、開幕からの連敗を5でストップさせた。巻き返しを意気込んだこの日、勢いを止めてしまったのは先発の高橋尚だった。

 6回途中、5失点の降板で、初めて任された開幕投手に続く2連敗。交代を告げられると、雪辱を期したはずのマウンドから、うつむいたままベンチに下がった。

 打線も1回こそ高橋由の先頭打者アーチで先制したが、ラミレスを4番、李スンヨプを5番と入れ替えた効果もなかった。2回以降の安打は6回の2本だけで、3者凡退は5度を数えた。

 原監督の表情も、前夜の満面の笑みから一転。試合後は「打線は見ての通り。がっぷり四つに組んでくれれば試合をつくれるが、そういう状況にできなかった。高橋尚は開幕投手に指名した責任は分かっているはず」と疲れをにじませた。

 2巡目に入っても先発投手に勝ち星がつかず、打線の組み替えもなかなか効果が出ない。昨年のリーグ覇者が、泥沼にはまり始めた。

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2008年4月4日のニュース