本来の楽天野球?7連勝で止まった

[ 2008年4月4日 21:28 ]

西武に敗れ連勝が止まり、渋い表情の楽天・野村監督

 【西4―2楽】西武が3連勝、楽天の連勝を7で止めた。1―1の3回に栗山のソロ本塁打で勝ち越し、4回に松坂が2点適時打を放った。帆足は7回9安打2失点と踏ん張り、今季初勝利。楽天は終盤の好機を逃したのが響いた。

 ≪13安打でわずか2点≫併殺あり、バント失敗あり。13安打でわずか2点では勝てない。「安打多くして得点少なし。これぞ本来の楽天野球」と野村監督。拙攻を続けた楽天の連勝は7で止まった。

 一回無死一塁から高須の右前打で三塁を狙った渡辺直がタッチアウト。草野の適時打で先制こそしたが、フェルナンデスが併殺打に倒れ、先頭打者から3連打しながら1点にとどまった。二回は無死一、二塁でリックが併殺打。序盤で流れをつかみ損ねた。

 2点を追う終盤もちぐはぐだった。八回は無死一塁から三振と盗塁死で併殺となり、九回無死一、二塁では藤井が送りバント失敗。ともにその後は二死満塁と攻め立てたが、後続が倒れた。6試合連続の2けた安打は球団タイ記録だが、得点にはつながらなかった。

 飛球の目測を誤ったり、暴投で走者を進めたりと、守りでもミスが出た。負けるべくして負けた試合に、指揮官は「連勝はいずれ止まるけど、問題は止まり方だ」。七つ続いた白星が途切れたことより、内容の悪さを問題視した。

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2008年4月4日のニュース