イチロー節も出た マ軍開幕カード勝ち越し

[ 2008年4月4日 06:00 ]

 【マリナーズ4-1レンジャーズ】マリナーズのイチローが“らしさ”全開でチームをもり立てた。レンジャーズ戦の5回2死一塁で、ジェニングズから三遊間をライナーで抜く左前打。2戦連続安打で続くロペスの3ランを呼び込み、開幕カード勝ち越しに貢献した。試合前に昨季40セーブを挙げた守護神プッツが右脇腹炎症で15日間の故障者リスト入り。クラブハウスに重い空気が流れたが、「監督としては厳しいと思うでしょう。ただ僕はすぐ受け入れて、この状況でどうするかって考える」と引きずらなかった。

 試合後には“イチロー節”でクラブハウスの雰囲気を和ませた。ツインズから加入し、テンポ良い投球で7回3安打1失点に抑えたシルバを「僕、大好き。ガンガン行くでしょ、打たれた後もね。あれは気持ちがいい。点取ってあげたいと思いますね」と絶賛。さらに1メートル93、111キロの28歳右腕を「ごっついデブな上原(巨人)みたいな感じ」と06年WBC日本代表でチームメートだったエースにたとえ、報道陣を笑わせた。前日は逆転負けに苦言を呈した。この日も最後は「(チームに大事なものは)プラスにならなくていいから邪魔しないこと、マイナスにならないこと」と厳しかったが、これもチームリーダーの務めだ。
 3打数無安打だった城島もディフェンス面での手応えを口にした。「3試合ともどちらに転んでもおかしくなかった。(投手が)打線にチャンスをくれている」と開幕から3試合で19回を3失点と安定感を示した先発陣を称えた。

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2008年4月4日のニュース