また森野弾!ノリが続いて落合竜連勝

[ 2008年3月30日 21:04 ]

4回、2試合連続の本塁打を放ちナインに祝福される中日・森野

 【中日4―0広島】中日が引き分け後に2連勝。1回にウッズの二塁打で先制。4回に森野が2試合連続の右越えソロを放ち、6回には中村紀に2ランが出た。小笠原は制球に苦しんだが、粘って5回を無失点。広島は再三の好機にあと1本が出なかった。

 ≪右へ左へ 恐怖の6、7番≫右へ森野がライナーで突き刺せば、中村紀は左へ高々と舞い上げ、スタンドへ運ぶ。中日が6、7番のアーチの競演で広島を突き放した。
 1点リードの4回。2死から森野が高めの変化球をはじき返した。2試合連続となるソロ本塁打に「2アウトだったし有利なカウントだったので、思い切って振った」と笑みがこぼれた。6回には2死二塁で中村紀が真ん中に入ってきたフォークボールを逃さず、今季1号2ラン。投手陣が広島の攻撃を必死にしのいでいる中で、貴重な追加点になった。
 昨季終盤は森野が3番、中村紀が5番に座っていた。今季は3番李炳圭、新加入の和田が5番でスタート。森野が左手甲の骨折で出遅れたとはいえ、下位にいるのは李炳圭がオープン戦から好調を維持しているからでもある。これで3試合無安打の和田に当たりが出始めれば、さらに打線の厚みは増す。
 開幕カードを2勝1分けと好スタートを切り、「巨人戦にいい形でいける」と中村紀の声が弾む。3連敗と元気のないライバルの敵地へ、絶好の形で乗り込む。

 ≪チャンスに打席は長谷川のまま…≫ブラウン監督の予想外の采配にドームがどよめいた。2点を追う6回2死一、二塁で、打順は投手の長谷川。中日救援陣の層の厚さと5回までの長谷川の出来を考えれば、ここで前田智、森笠らの代打起用で勝負をかける手もあったはず。だが指揮官はそのまま長谷川を打席に送り、結局三振で好機はついえた。
 ブラウン監督は「長谷川の状態は悪くなかったし、ベンチが彼の投球に対して自信を持っているというメッセージを伝えたかったんだ」と説明した。しかし、長谷川はその裏、中村紀に2ランを浴びる最悪の結果に。開幕カードは引き分け後2連敗となった。

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2008年3月30日のニュース