ヤクルト3連勝 巨人は中継ぎ総崩れ

[ 2008年3月30日 16:48 ]

 【ヤ10―2巨】ヤクルトが開幕3連勝。ヤクルトは同点の6回、無死満塁から押し出し四球と飯原の二塁打で計3点を勝ち越し。7回には福川の満塁本塁打などでダメ押しした。3番手の佐藤がプロ初勝利。巨人は中継ぎ陣が総崩れで試合を壊した。

 ≪青木復活でさらに加速≫ヤクルトが2002年以来の開幕3連勝を飾った。昨季の首位打者、青木のバットにも当たりが戻り、チームの勢いはどんどん加速している。
 1回1死二塁からの適時二塁打で今季初打点を挙げた青木は「吹っ切れた」。その後は内野安打2本も加えて5打数4安打に2盗塁と大暴れし、チームも快勝した。
 28日の開幕戦では4打数無安打に終わり、試合後にビデオでフォームをチェック。勝利の喜びよりも悔しい思いが強く、眠れぬ夜を過ごしたという。29日の試合では2安打したが、けん制死するなど青木らしくないミスが目立っていただけに「やっとチームに貢献できた」とほっとした笑顔を浮かべた。
 4月1日からは横浜3連戦。球団タイ記録となる開幕4連勝、そして同5連勝へ、役者はそろった。

 ≪加藤降板も監督ニッコリ≫大学生・社会人ドラフト1巡目でヤクルトに入団したルーキーの加藤(慶大)が公式戦初先発。1回に味方が奪った2点のリードを守れずに5回途中で降板し、勝敗はつかなかった。毎回安打は許したが、大崩れはしなかった。高田監督は「合格。巨人相手によく投げた」とニッコリ。期待の左腕は「粘りながら試合をつくろうと思った。2点を守れなかったのは次への課題」と次回登板を見据えていた。

 ≪栂野は合格≫プロ初先発だった巨人の栂野は5回を3安打2失点。「緊張した」という1回に連続二塁打などで2点を失ったものの、2回以降はカーブを有効に使って1安打に抑えた。3年目の右腕は「2回からはやりたいことができた。またチャンスをもらえれば、こういう投球がしたい」と胸を張り、尾花投手総合コーチも「栂野は合格」と目を細めた。

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2008年3月30日のニュース