新井5打点!阪神が開幕3連勝

[ 2008年3月30日 16:58 ]

 【神7―0横】阪神が4年ぶりの開幕3連勝。1回に新井と今岡の適時打で2点を先制。新井は4回と6回にいずれも2点打をマークし、計5打点の活躍だった。投げては福原が要所を締めて3シーズンぶりの完封。横浜は6年ぶりの開幕3連敗。

 ≪「初めまして新井です」≫4年ぶりの開幕3連勝の余韻に浸るファンから、自然と新井コールが起こった。5打点を挙げたのだから当然だろう。大歓声に押し出されるようにヒーローインタビューに向かうと「初めまして新井です。よろしくお願いします」と切り出し、また場内をわかせた。
 得点圏に走者を置くこと4度。四球を選んだ3回を除いて、すべて適時打を放った。1回の先制打に続き、4回は2死から赤星、平野の足で作った二、三塁で、粘って7球目を左前へ。「終わるまで勝負は分からない。何点でも次の得点を狙う気持ちだった」と話す背番号25は、さらに6回2死一、三塁でも2点二塁打でダメを押した。
 お立ち台からベンチに戻ると、裏では“天敵”が待ち受けていた。通路でインタビューを聞いていた金本が「おまえのまばたきの数まで数えていた」とちゃかす。グラウンドでは頼もしさを発揮した新井も、先輩の前ではたじたじだった。
 4月1日からは敵地で広島と3連戦。古巣を離れる時は涙も流した。「いろんな思いはあるが平常心で。とにかく気持ちを前面に出したい」と心境を語った新井。今度は阪神の一員として、勝負強い打撃を見せつけるつもりだ。

 ≪期待に応えられなかった高崎≫3回3失点と崩れた横浜の高崎は「ボール自体は悪くなかったが、走者を出して力み、球が高めに浮いてしまった」と悔やんだ。
 大矢監督はキャンプから、2年目右腕の能力の高さに注目。オープン戦で好結果を出せなかったにもかかわらず、先発入りさせた。期待に応えられなかった高崎は「次に挽回したい」と話した。

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2008年3月30日のニュース