朝井が今季初勝利、楽天4連勝

[ 2008年3月30日 16:33 ]

8回途中から登板し、プロ初セーブを挙げた青山(左)を迎える楽天・野村監督

 【楽3―1日】楽天が逆転で4連勝。0―1の5回、高須の適時内野安打とフェルナンデスの2点右前打で3点を奪った。7回途中まで1失点の朝井が今季初勝利、青山はプロ初セーブを挙げた。日本ハムはグリンが5回にボーク、失策などで乱れた。

 ≪今季初の継投成功≫ 3―1の7回2死二塁。この日本塁打を放っていた稲葉に打順が回ったところで、楽天ベンチが動いた。先発朝井に代えて有銘を投入。三振でピンチを切り抜けると、8回途中からは青山が反撃を断った。今季初めて継投が決まった。
 3年目でプロ初セーブの青山は「最後を締めるのは気分がいい」と端正な顔に笑みを浮かべた。抑えになるための条件とされたフォークボールの習得がうまくいかず、中継ぎでシーズンを迎えたが、開幕4試合目にオリックス戦でローズを空振り三振させ「感覚がつかめた」。この日も落差十分の“決め球”で坪井から三振を奪うなど、成長の跡を見せた。
 前日までの3連勝はすべて完投勝ち。開幕からの2試合連続サヨナラ負けで継投の構想が崩れたままだっただけに、大きな1勝だ。野村監督は「(継投は)まだまだ模索中。やりくり野球」と言いながら、まんざらでもなさそうだった。
 黒星4つの後に白星が4つきれいに並び、勝率は5割となった。4連勝の話題を振られた指揮官は「当たり前でしょう。楽天を甘く見ているな」とにやり。珍しい強気発言に手応えと自信が垣間見えた。

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2008年3月30日のニュース