岩村　二塁もＯＫ、初併殺無難にこなす

＜レイズ・ブルージェイズ＞１回裏無死一塁、二塁へ滑り込む岩村の左手が相手選手の股間に

　【レイズ５―２ブルージェイズ】レイズの岩村が１日、ブルージェイズ戦でオープン戦初安打と、今季から挑戦する二塁での初併殺を完成させた。初回、投手のグラブをはじく強襲安打で出塁。５回の守備では１死一塁から遊ゴロ併殺を無難にこなした。

　「餌をまくということも必要でしょ」と笑ったのは３回の送りバント。自らの判断で三塁前へセーフティー気味に転がし犠打となった。「シーズンで多く対戦するしイメージ付けが大事。これで次は三塁手がもっと前に出てくる。そうすれば安打も出やすい」と同リーグ同地区相手のオープン戦に、調整以上の位置づけをした。第１打席もカウント０―３から明らかなボール球をストライクと判定されたが「本当なら四球のところ多く球を見られてよかった」とニヤリ。ブ軍先発ローテーション投手・マゴワンの球筋を見極めた。
　昨季はオープン戦の打率が・０５０まで落ちるほど苦しんだ。「去年は悪かった打席での居心地がいい。ゲッツーもイージーだったけど、よかったよ」。ヤンキース、レッドソックス、ブ軍の３強が君臨する激戦区だが、下馬評を覆す大物食いへどこまでも本気だ。