福盛2回1失点 失策に腐らず好投

[ 2008年3月3日 09:20 ]

ロイヤルズ戦の6回から登板したレンジャーズの福盛

 レンジャーズの福盛和男投手は2日、アリゾナ州サプライズで行われたロイヤルズ戦の6回から5番手で登板。2回を2安打1失点(自責点0)1死球2奪三振の内容だった。チームは8―7でサヨナラ勝ちした。

 味方の守備に何度も足を引っ張られながらも、福盛は崩れずに辛抱強い投球でピンチを脱した。「昔は(集中力を欠くことも)あったけど、今はピンチでも最少失点に抑えたらアピールになる」
 6回無死一塁で右打者を「狙い通り」という内角へのツーシームで投ゴロに仕留めたが、遊撃手が福盛からの送球を捕球しそこねた。さらに一塁手の失策もあり満塁。しかし、後続を一ゴロ、空振り三振に抑えた。
 7回も左翼手の失策でピンチを迎えたものの1失点でしのぎ、ワシントン監督は「何度もトラブルに見舞われたが、いい仕事をした」。指揮官からの信頼は急上昇だ。この日は夫人や長男も観戦。生活を支えてくれる家族の存在も、福盛の力になっている。(共同)

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2008年3月3日のニュース