回復順調 アニキダッシュOK

[ 2008年2月7日 06:00 ]

サブグランドの外野で腿上げする金本

 アニキが走った!阪神の金本知憲外野手(39)が、ロサンゼルス(米カリフォルニア州)で行っている単独キャンプを公開。手術した左ひざのリハビリが目的だが、外野の芝でダッシュした後、左翼から中堅への約50メートル走を6本こなすと、最後は左翼から右翼まで約100メートルを駆け抜けた。

 「きょうで7割から8割の力かな。多少は無理したところがあったけど、暖かかったし、時間がたてば想像以上に痛みがなくなっていったから」
 MLBがマイナー選手の自主トレ場所として設立した「MLB Urban Youth Academy」を使った今キャンプ。入念にストレッチを行い、ジョギングで体を温め、キャッチボールでは常にひざの状態を意識している。同行中の石原チーフトレーナー補佐は、強い負荷をかけてスクワットができるところまで回復していると明かした。
 練習時はジャージー着用。今年に入ってまだユニホームを着ていない。「不思議な気持ちやな」。プロ17年目で初めて知る孤独な球春を迎える率直な実感だ。
 「新井?(注目度で)後についていけるようにしたい。初日に転んだことも知っとるよ。それに清原さんも状態はええみたい。中田君も暴れてるらしいな」。弟分の新井、自身と同じく復活を期す先輩、若々しい魅力を放つ次世代…。すべて自分をかき立てる刺激として受け止めた。
 「体がうずくよ。早く日本へ帰って暴れまわりたい気持ちになるわ」。渡米後、まだバットを握っていない。いまは力いっぱい芝を蹴った左足から伝わる感触がうれしかった。

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2008年2月7日のニュース