押本 2つの新球で右打者対策

[ 2008年2月7日 06:00 ]

押本は、ブルペンでチェンジアップを投げる

 日本ハムから移籍したヤクルト・押本は2つの新球マスターに取り組んでいる。ツーシームとスライダー気味に落ちる右打者用のチェンジアップ。この日のブルペンでも重点的に投げた。

 「ツーシームは詰まらせるため。右用のチェンジアップはシンを外せればいい」。昨秋キャンプで日本ハム・吉井投手コーチから「直球系も落ちる球も両方に変化させろ。メジャーではみんな投げる」とアドバイスされた。スライダーと左打者の外角に落ちるチェンジアップはあったが、不足していた“逆”の変化球習得を決めた。昨年は中継ぎやロングリリーフ中心。奪三振率9・38はパ・リーグ1位の一方で47回で被本塁打7、防御率4・60と手痛い一発を食う反省も残った。右打者には打率・310、本塁打6と打ち込まれた。
 高田監督が「7、8、9のどこか1回を任せたい」と話す守護神候補の1人。弱点を克服して勝利の方程式の一部となるつもりだ。

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2008年2月7日のニュース