無駄球禁物 川崎1球1殺目指す

[ 2008年2月7日 06:00 ]

川崎はロッテの新守護神の座をめざし、一球一球を気合を込めて投げ込む

 1球が勝敗を分ける守護神に“もう1球”は禁物だ。キャンプ初日から連日30球のブルペン投球を続けてきた3年目左腕のロッテ・川崎は、この日も50球ちょうどで投球を切り上げた。

 「昨年は1軍定着へとにかくがむしゃらに投げていた。でも今年は状況が違う」。無駄球は一切ない。50球中43球がストライクだった。昨年は48試合で防御率1・65とセットアッパーの地位を確立。打者1人に対して平均3・86球を投じたが「究極の目標は打者1人を1球で打ち取ること」。YFKが抜けて「抑えも当然、頭にある」。昨年は巨人・上原が同3・83球、日本ハムのマイケル中村が3・80球だった。その数字を上回るための調整法は、連日50球で切り上げていた小林雅(インディアンス)から伝授されたものだ。1球斬りへ新球スラーブ習得にも着手。ポスト小林雅に川崎が名乗りを上げる。

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2008年2月7日のニュース