内海 右脇腹痛でいきなり離脱

[ 2008年2月4日 06:00 ]

右脇腹の張りのため別メニューで調整し、宿舎へ戻った内海

 巨人の内海哲也投手(25)が宮崎キャンプ第1クール最終日の3日、右脇腹痛のため別メニュー調整となった。患部の状態は軽症ながら昨シーズンは開幕投手も務めるなどして14勝を挙げたエース左腕のいきなりの離脱に、原辰徳監督(49)は苦言を呈した。

 開幕候補の1人が早くも練習から姿を消した。別メニューとなった内海は午前10時から下半身のウエートなど軽めのメニューをこなし、午後1時前には早々に宿舎へ。報道陣には「右脇腹を痛めたのはキャンプ初日(1日)のピッチング(51球のブルペン投球)。軽い張りなんで(あす5日からの)第2クールは大丈夫」と気丈に語った。

 大事を取っての離脱だが楽観はできない。脇腹は初めて痛めた個所ということもあり、再発を防ぐため当面はスロー調整となる可能性がある。今季は抑えから先発復帰する上原、ヤクルトから移籍したグライシンガーとともに先発の軸として期待している原監督も「“早い時期で軽症だから”という言葉を内海には使いたくない。立場や役割を理解してもう少し強い自覚を持ってほしい」とあえて厳しい言葉を発した。

 今季開幕の大本命は上原だが、原監督は昨年末に「開幕投手は白紙。内海も可能性はある」と大きな期待を寄せていた。不動のエース左腕に成長しつつある内海にとっては痛い離脱となった。

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2008年2月4日のニュース